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Tue Dec 2 04:00 PM
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次のような病気になりやすくなります。
交感神経過緊張の最大の原因は「働きすぎ」です。
日本人は勤勉な人が多いので、どうしても仕事のしすぎや睡眠不足などで交感神経を緊張させてしまいます。
また、精神的なストレスも交感神経を緊張させます。
現代社会では精神的ストレスを感じていない人などいないので、日本人のほとんどは、交感神経の「過緊張」とまでは行かなくても「かなり優位」な状態になっているといっていいでしょう。
でも、日本人の多くが交感神経過緊張になってしまっている原因は、これだけではありません。
じつはもう一つ、大きな原因があるのです。
それは「薬剤性ストレス」です。
聞き慣れない言葉だと思いますが、薬によるストレスということです。
薬は病気を治療するためにはとても大切なものですが、体にとってはストレスなのです。
日本の医療しか受けていないと気づきませんが、じつは日本という国は、世界一の抗生物質の濫用国です。
抗生物質はおもに化膿止めや感染症の治療薬として用いられていますが、そのほかにも農薬や食品保存剤としても使われているので、薬を飲まない人でも知らず知らずのうちに摂ってしまっています。
こうして日本人の多くが継続して摂ってしまっている抗生物質は、交感神経を緊張させる薬です。
そのほかにも日本人の多くが常用している、血圧を下げる薬「降圧剤」や、肩こりや腰痛のときに使う貼り薬の「湿布」も交感神経を緊張させます。
湿布で病気になるなんて、と思われるかもしれませんが、実際に湿布を二十年間、毎日のように使っていたところ、気がついたときには、問質性肺炎になってしまったという患者さんを私は知っています。
問質性肺炎というのは、肺の中の肺胞と肺胞の間の部分の組織が繊維のように硬くなってしまう病気です。
この病気になると、肺が充分なガス交換をできなくなり、病状が進行すると死に至るとても怖い病気です。
問質性肺炎が薬の濫用でも発症することは医学の世界では有名で、「薬剤性間質性肺炎」という病名がつけられています。
そして残念なことに、日本は世界各国から非難を受けるほど、この薬剤性間質性肺炎の患者が多い国なのです。
薬剤性ストレスを防ぐもっともよい方法は、薬を飲まないことです。
でもそれは、現代生活を送る私たちにとっては不可能に近いことでしょう。
そこで、薬剤性ストレスによる病気にならないために、とくに気をつけていただきたい薬を三つだけ指摘しておきます。
使用する際は充分に考えてから判断するようにしてください。
一つは「鎮痛解熱剤」、二つ目は「ステロイド剤」、そして三つ目が「抗ガン剤」です。
この三つの薬は、確実に交感神経を刺激するので、使用は必要最少限度にとどめることをお勧めします。
なかでも鎮痛解熱剤は、市販薬がたくさん出ており、頭痛や生理痛、風邪の発熱など、気軽に服用してしまいがちなので注意が必要です。
日本では、病院に行くと必ずといってもいいほど薬が処方されます。
そしてまじめな日本人は、処方された薬をほとんど飲み切ります。
薬を処方しなければ成立しない現在の日本の医療制度にも問題がありますが、自分の体のことなのですから、薬についての知識を一人ひとりがきちんともち、そのリスクを知ったうえで飲むことが大切だと思います。
副交感神経の過緊張では、血流障害と低体温に加え、「リンパ球」が増加します。
リンパ球が必要以上に増加すると、免疫の過剰反応によって発症する病気になりやすくなります。
具体的にいうと、「アレルギー疾患」です。
アレルギーは、ハウスダストや動物の毛、花粉、食物中のたんぱく質など特定のアレルゲンをリンパ球が抗原と誤認することで起きる免疫過剰による病気です。
そして、この「誤認」を起こさせていたのが、リンパ球が増えすぎるという「免疫の過剰」なのです。
もちろん、アレルギーの原因は母親だけではありません。
ほかにもニつ、アレルギーの幼少化を招いてしまっている大きな原因があります。
まず一つは、子ども自身のライフスタイルの変化です。
最近の子どもは昔に比べると室内で過ごす時間が多く、それだけ運動不足になりやすいといえます。
また夜更かしの子どもが増えているのもアレルギー発症のリスクになっています。
受験勉強などでの夜更かしは交感神経を刺激しますが、テレビを見たりゲームをするなど、だらしのない生活の夜更かしは副交感神経を緊張させることになります。
さらに、間食をとったり炭酸飲料を飲む機会が増えていることも、子どものアレルギー発症のリスクを高めています。
間食の回数や量が増えると、そのたびに胃腸が動くので副交感神経が刺激され、本来なら交感神経が優位に働くべき時間帯に副交感神経が刺激されてしまいます。
また炭酸飲料は、二酸化炭素を含んでいるので、飲むとニ酸化炭素の血中濃度が上がってきます。
そして、この増えた二酸化炭素が副交感神経を刺激するのです。
炭酸飲料を飲むとなんとなくぼうっとして眠くなりますが、それは副交感神経が刺激されるからなのです。
二つ目の要因は、やはり環境問題です。
花粉症は、排ガスや農薬など有害物質の摂取が症状を悪化させることがわかっていますが、それは、それらが副交感神経を刺激し、過緊張の状態をつくりだしてしまうからなのです。
ですから、排ガスや農薬、環境ホルモンなどは、花粉症にかぎらず、すべてのアレルギー疾患を悪化させてしまうと考えてください。
アレルギーは一度発症してしまうと、自律神経を整えてもかんたんにはよくならないやっかいな病気です。
ですから、なった場合にライフスタイルや環境を見直すことはもちろん大切ですが、できるだけならないように、ふだんから規則正しい生活と適度な運動を心がけることが大切です。
同じような生活をしていても、ある人は病気になり、ある人はならない。
そうしたことはよくあります。
こうした個人差をつくりだしている要因はいろいろ考えられますが、その中の一つに、「自律神経のタイプの違い」があります。
じつは、人にはもともと交感神経優位型の人と、副交感神経優位型の人とがいるのです。
副交感神経を過剰に緊張させる最大の原因は、運動不足とだらしない不規則な生活です。
そのほかにも食事や間食のとりすぎ、炭酸飲料の飲みすぎ、車の排ガスや環境ホルモンなども、副交感神経を刺激します。
近年、アレルギーの幼少化が問題になっています。
なぜ、アレルギーが幼少化したのでしょう。
じつはその原因の一つは、母親のストレスだと考えられるのです。
実際、生まれたお子さんのアレルギーで悩んでいるお母さんの血液を検査すると、たいていの場合、リンパ球の数が多いのです。
赤ちゃんは、もともと免疫力がなく、母乳を通して母親から免疫をもらうので、そのとき母親がアレルギー体質だと、子どももその体質を受け継いでしまうというわけです。
この自立神経のタイプの違いは生まれながらのもので、その人の性格や行動パターンにも影響します。
交感神経優位型の人は、性格はアクティブ。
インドア派とアウトドア派に分けると、あきらかなアウトドア派です。
何事に対しても積極的で、休みでもあまり家にじっとしていることが好きでなければ、交感神経優位型と思って間違いありません。
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